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2025/08/11 18:28
骨董や引継ぎの器(リユース)を選ぶときに役立つ知識を綴っていきます
■ 骨董のキズについて(骨董の器には「時を重ねた証」があります。それは欠点ではなく、この器の物語の一部。)
■(ニュウ/貫入)について
「ニュウ」の種類
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貫入(かんにゅう)
釉薬の層にできる細かいヒビ模様。
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装飾的で、割れではありません。
水分が染みこみやすいため、色素が定着しやすく染まってしまう場合があります。また、強い匂いの物も同様に定着しやすいのでお気を付けください。普通に取り扱っていれば気にならない程度です。

2.ニュウ:ヒビ(使用中にできたニュウ)
○ 衝撃や急な温度変化で入った割れの一歩手前。
○ 水や色素が入りやすくなります。

ポイント
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貫入 → 網目のように全体に広がる。装飾的な場合も。
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ニュウ(ヒビ) → 一本線のようにまっすぐ、またはカーブしながら伸びる。
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釉薬の下にあるか、素地まで達しているかで性質が変わります。
■ふりもん(ふりもの)について
陶器を焼くときに不純物やほこりが入ってしまってできた黒点や茶色の点です。
このような物が入っていても骨董では無傷として扱われます。

■くっつき
・器を焼くときに、器同士を重ねて焼く際にくっついた痕です。これも無傷として扱われます。

■そげ
・縁などが衝撃で欠けている状態
