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2025/09/15 17:45

「磁器」と「陶器」の違い。

イメージでは分かってるけど、きちんとした違いの説明はしにくいですよね。
「陶磁器」と言いますから、どちらも「やきもの」に違いはありませんが
素材・焼き方・仕上がりに違いがあります。


原料は
 • 陶器:粘土(陶土)を主原料とする
多孔質(細かい穴がある)、吸水性があります。

 • 磁器:石(陶石・長石・石英など)を主原料とするので
ガラス質に近く、吸水性はほぼない。

ざらざらしてる、つるつるしてる。イメージの違いは分かります。

 焼成温度
 • 陶器:1,200℃前後
 • 磁器:1,300℃以上(より高温で焼き締まる)



外観・質感
 • 陶器
 • 土ものらしい柔らかさ・温かみがある
 • 光を通さない
 • 厚みがあり、手触りはざらつくこともある

 • 磁器
 • 白く硬く、ガラスのような透明感がある
 • 薄く作れる
 • 光にかざすと透けるものもある



 • 陶器:コンと低めの鈍い音
 • 磁器:キンと澄んだ高い音


 実用性
 • 陶器:保温性が高く、料理を温かく保ちやすい
 • 磁器:強度があり、吸水しにくいので清潔で日常使いに適する


 まとめると:
 • 陶器=土の器(温かみ・素朴)
 • 磁器=石の器(硬質・透明感)

どちらも特徴があるので、質感を楽しみながら食卓を彩りたいですね!